体罰か暴力か?

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2013年1月。大阪の桜の宮高校バスケット部の生徒が、監督の先生に殴られ自殺したと報道されました。私が教わった指導者として心得の中に、「叱るときは全力で叱れ」と「技術のまずさは叱るな」という大原則があります。

指導者は、弱いものいじめをしたり、ルールを守らないときは「全力で叱らなければならない」という半面、バスケットで「パスが失敗した」など、技術が下手でも叱ってはいけないということです。「技術のまずさは叱るな」とは指導者自身の指導力のなさの戒めでもあります。

報道によると、前出の大阪の生徒は監督である教師に30発以上も殴られ、キャプテンを辞めたら「大学進学にも影響するぞ」と脅しをかけれたとも伝えられています。この暴力は、だれのためになるのでしょうか?もちろん監督の不利益になるから選手を殴るのです。

そして、選手が自殺したのはもう殴られたくないからではなく、前途を絶望したからです。そんな心が折れるようなことをこの指導者はしたのです。殴ったことよりこちらのほうが人間としてしてはいけないことではないでしょうか。

児童虐待をする親が「躾」と称して子供を叩いたりするのと、チームが思うように勝てないから愛情と称して選手を殴るのとは同じです。

この問題を「叩いたら上手になるのか?」とか「教育的配慮があればいい」などの単なる体罰は是か非かで論じてはいけない気がします。

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